高齢者向け施設「介護医療院」で働こう！求人探しのポイント

基本的な求人のチェックポイント

まずは労働条件の確認から始めましょう。給与体系では基本給に加え、夜勤手当や処遇改善加算などの諸手当の内訳を確認します。賞与の支給実績や昇給制度も重要なポイントです。勤務シフトについては、早番・日勤・遅番の時間帯や、休憩時間の取り方を確認する必要があります。月間の休日数や希望休の取得方法、年次有給休暇の付与日数と実際の取得率もチェックしましょう。変則勤務が多い職場なので、シフトの組み方や休暇の取りやすさにも注目したほうが良いかもしれません。施設の規模や特徴も重要です。入所定員数は、職員配置や業務量に直結します。また、研修制度や資格取得支援、キャリアアップの仕組みなども確認するようにしてください。特に介護福祉士実務者研修や喀痰吸引等研修などの支援体制は要チェックです。

介護医療院特有のチェックポイント

介護医療院には、医療機能の強いI型と、比較的医療必要度の低い入所者向けのII型があります。どちらの型かによって、求められる医療的ケアの内容や範囲が異なってきます。また、入所者の平均要介護度や医療依存度も確認しておくと、業務のイメージが掴みやすくなるでしょう。介護職として特に確認したいのが、医療的ケアの実施範囲と権限です。たとえば、喀痰吸引や経管栄養などの医療的ケアを行うかどうか、必要な資格は何か、といった点です。また、夜勤時の医療職との連携体制も気になるところ。急変時の対応手順や、看護師との連絡体制を具体的に確認するようにしましょう。介護記録の方法や使用している記録システム、多職種間での情報共有の仕組みも確認が必要です。認知症ケアへの取り組み方針や、施設での具体的な支援内容についても聞いておくことをおすすめします。

注意すべきこと

人員体制については、現在の充足状況や欠員の有無を確認します。特に夜勤帯の職員配置や、急な欠勤時のバックアップ体制は重要です。労働環境では、残業の実態や持ち帰り仕事の有無をチェック。また、休憩時間が確実に取れているか、有給休暇を取得しやすい雰囲気かどうかも確認したほうが良いでしょう。教育体制では、新人研修の内容や期間などを確認。特に医療的ケアに関する研修体制は詳しく聞いておくと安心です。可能であれば施設見学を行い、実際の職場の雰囲気や職員間のコミュニケーション、利用者との関わり方なども観察することで、より具体的な職場イメージを掴むことができます。施設見学時には、現場で働く職員の表情やケアの様子にも注目してみましょう。