「介護医療院」で安らぎのある生活を

「介護医療院」は高齢者に求められる新しい介護施設の形となるのか

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今後求められる新しい介護施設の形

介護医療院が新設されたことにより、介護施設にはこれまでになかった新しい形が期待されます。

今後求められる新しい介護施設の形

介護医療院に求められていること

介護医療院は、廃止になった介護療養型医療施設の代わりという位置付けで理解されています。しかし、新たな施設を立ち上げるからには、これまでになかった新しい形を築き上げていく必要があります。求められているのは、高齢者が人生の最期まで安心して過ごせる生活環境です。介護医療院では、高齢者の生活が重視されることになります。介護と医療双方の役割を持っている介護施設に個人の生活がより重視されることによって、高齢者ひとりひとりの個人が尊重され、尊厳が守られるようになるのです。介護施設で医療ケアを受けつつ看取りまで暮らせる場所があるということは、高齢者の心の安定にもつながります。

個人の意思を尊重

介護医療院では、入所者の意思をできる限り尊重することに重点を置きます。全員が同じサイクルで生活するよう求めるのではなく、それぞれが最も楽に過ごせるサイクルで生活できるようケアします。個人が長年にわたって大切に守ってきた習慣があるなら、それをできる限り尊重します。どのような最期を本人が望んでいるのかを、早すぎず遅すぎないタイミングでヒアリングすることも重要な役割のひとつです。介護と医療と日常生活のケアをバラバラに受けるのではなく、チームとして入所者についての理解を共有し、綿密なコミュニケーションの中から最善のケア方法を模索します。介護医療院に入所してくる高齢者は、程度の差はあれどどの人も厳しい状況下に置かれています。そのような人たちが最期まで生きることを楽しむためには、できないことに目を向けるのではなくできることに目を向けられるようサポートする必要があります。また、プライバシーを守るための空間づくりや、好きなものに触れられる環境づくりにも柔軟な対応が求められます。

大切なのは共感する心

介護医療院に求められていることは、入所者のケアをただ機械的に行うことではなく、入所者の心に寄り添った丁寧なケアを行うことです。ケアを受けている高齢者の心をケアする側が正確に理解することは難しいかもしれませんが、できる限り相手の心に寄り添おうとする精神態度を持つことは可能です。そのようにするためには、介護医療院に求められていることを正確に理解し、自分の役割についての認識を深めることです。今後の介護医療院がどうなっていくのかさらに理解を深めるのに役立つのが、「どうする どうなる 介護医療院」という書籍です。介護医療院は設置されてまもない施設なので、介護医療院についての基礎をしっかりと身につけておくようにしましょう。

書籍「どうする どうなる 介護医療院」

介護医療院での仕事に興味のある人へ

介護医療院で求められる人材は?

介護医療院では、介護や医療のさまざまな分野で働く人の割合が決められています。介護職の場合、入所者1人に対してI型なら5人、II型なら6人です。介護医療院に向いているのは、観察力や協調性があり、職場の仲間とのコミュニケーションが円滑に取れる人です。また、看取りについての知識を取り入れておくことも大切です。看取りにおいて大切なのは、終末期にある入所者の尊厳を第一に考えて介護に取り組むことです。

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